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現役医師が塾長の個別指導塾 Dr.TAKAゼミ(福岡市中央区六本松)

塾長コラム

医学部に現役合格するためには?⑤ 高校数学の具体的な学習の進め方

医学部に現役合格するためには?⑤ 高校数学の具体的な学習の進め方

数学の具体的な学習の進め方について

ということで今回はお話を進めていきたいと思います。まずは教科書を読んだり参考書を読んだりといった最初のインプットの時間は取らなければいけませんが、他の教科と同様、ここに時間をかけすぎてはいけません。アウトプット(問題演習)の時間をしっかりと確保する必要があります。

以前のコラムで最初のインプット:アウトプット:振り返りインプット=2:6:2くらいの目安が好ましいというお話をさせて頂きましたが、数学もやはりこれくらいの時間配分を意識して進めていきましょう。一通り学習する単元の内容を一旦理解したらもう問題演習に入ってしまいましょう。

公式は覚えているに越したことはありませんが、いきなり覚えるのは難しいものも多いので、最初は曖昧でも構わないと思います。

問題演習は、解けなくても最初に決めた時間をすべて使い頭をフル回転させる

のがおススメです(^^)/解けないのにそれ以上考えても無意味では?という意見もあると思いますが、私は、この正答を導くために一生懸命考える時間こそが、振り返りインプットの質や効率を上げると考えています。

問題に対して色々なアプローチを試してみたり、公式に関してもうろ覚えのものを必死に思い出そうとしたりすることで、「ああ、この問題はこういう考え方で解くのか!」「あー、覚えたつもりだったのにまた公式忘れてたよ…。そうそう、ここが覚えにくいんだよね~」といった学びがたくさん出てきます。

ただ、一度だけの問題演習ですとすぐにまた忘れてしまうので、間違った問題に関しては、一瞬で解法や解く上で必要な公式が浮かび、手が勝手に動くようになるまで繰り返し反復練習していきましょう。

こうすることで、「パターンを覚える」ことができるようになります。基本~標準の問題はこれだけで十分解けるようになるのではないかと思いますし、数学のどの分野もそれができるようになれば、地方国公立大学の医学部は十分勝負になると思います。

そのやり方で応用問題も解けるようになるの?

という疑問も当然出てくるでしょう。受験する大学によってはかなり難易度の高い応用問題に対応しなければならないということももちろんあると思います。しかし、応用といっても基礎をおろそかにして一足飛びに応用問題が解けるようになることはありませんし、逆に言えばほとんどの応用問題は前述の基本の解法パターンを組み合わせて解くものになります。

つまり、自分の中に引き出しを可能な限り多く持っておき、それを上手に開け閉めするイメージだと考えて下さい。このトレーニングは、基本が完成した後に、受験する大学の過去問等を使って行っていくのが好ましいと思います。

さて、これまで、特に数学に関しておススメの勉強法を書いてきましたが、もちろんこれが唯一無二の正しいやり方だとは思いません。ただ、私自身はこういった勉強法で概ね上手くいった経験があり、また、高校生を指導した経験においても成績が劇的に改善した生徒さんも多くおりましたので、勉強法にお困りの方は是非一度試して頂けたらと思います(^^♪

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