【必見】現役で国公立の医学部医学科に合格するための理想的な高校生活とは?②

急ぐべきは「重たい科目」!

こんにちは、Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は、前回のコラムの続きとして、現役で国公立の医学部医学科に合格するための理想的な学習について考えていきたいと思います。
まず、場合によっては学校の進度に漫然と合わせていてはいけないということは前回のコラムでお話ししましたが、特に急いで仕上げる必要のある科目は何か?と言いますと、ズバリ、数学と英語です。これは他の科目と比較して、共通テストレベル(数Ⅲは出ませんが、二次試験を考え同等レベルまでできるようにしておきたい)まで仕上げるのにも相当な時間がかかりますし、追い込みで一気に上げるのに不向きな科目であると考えるからです。
では、この2科目をいつまでに完成させればよいでしょうか?私の考えとしては、できれば高校2年生の終わりまで、どんなに遅くとも高3の夏休み前には完成させる必要があると思っています。教科書や教科書傍用問題集レベルがきちんとできれば良いのです。
びっくりした人もいるかもしれません。しかし、医学部に毎年何十人と現役で合格させる超進学校は、高校入学組にもこのくらいのペースで勉強させるところが多いと思います。ちなみに、物理選択であればなるべく物理もこのくくりに入れておきたいところです。
高3の夏休みに暗記科目を詰めていく!

そして、高校3年生の夏休みには暗記科目や追い込みのきく科目を中心に猛勉強していかなくてはなりません。
古典、生物、化学(主に有機・無機)、社会などがこれに該当するかと思います。暗記科目と言っても、そう簡単に覚えられるものではありません。中学範囲の薄いに内容とは何もかもが大違いなのです。
繰り返しになりますが、高校受験と一緒にしてはいけません。各科目、その時の3倍~5倍は覚えなくてはならないと思ってください。これらの科目も簡単には共通テストで高得点が取れるようにはなりません。夏休みからは、起きている時間のほとんどを勉強につぎ込まなくては合格できないと考えて下さい。
ということは、夏休みは最低でも1日に15時間は勉強できますね?とんでもなく多い時間のようですが、各科目で割ったら対した時間ではありません。
夏休み明けからは実践練習と、穴をなくす勉強!

夏休み明けからは、共通テストの過去問や予想問題集、二次試験の過去問や模試などの実践練習を積んでいかなくてはなりません。
特に、国公立医学部医学科志望の方にとっては、共通テストでの失敗はほぼ受験の失敗を意味してしまうと考え共通テストでどの科目も高点数が望めるよう、苦手な科目・分野を無くしていくよう心がけましょう。数学は東大の問題も解けるけれど、社会や古典はからっきし点数が取れません、では合格は望めません。
とにかく、「教科書レベルが完成していない科目を無くす」これが1番大切です。難しい参考書に手を出す前に、教科書レベルに不安がある科目・分野が本当にないのか?常に意識して確認しましょう。
最後に、受験校選びに関してですが、現役生にはなるべく問題が平易な大学の受験をお勧めします。問題が平易という事は当然高得点が要求される訳ではありますが、共通テストの難易度とあまりに二次試験の内容がかけ離れている大学を受けるとなると対策が大きく異なってきてしまいますので、気を付けましょう。
ここまでお読み頂いてありがとうございました(^^♪また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/