高1・高2の英語で後回しにしない方がよいこと|長文より先に「一文を正確に読む力」を作る

こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/
高1・高2の生徒さんを見ていると、定期テストの英語はそれなりに取れているのに、模試の長文になると急に読めなくなるケースがあります。
そこで「長文問題をもっと解いた方がいいですか?」という話になりやすいのですが、私は必ずしも最初に長文問題集を増やす必要はないと思っています。
実際に英文を一緒に読んでみると、長文全体が難しいというより、一文一文の主語と動詞、修飾関係が曖昧なまま読み進めていることがかなりあります。
単語を知っている。それぞれの文法事項も習った。でも、一文になると構造が取れない。
高1・高2のうちに直しておきたいのは、むしろここです。
高1・高2では、単語帳を増やすより「1冊を反射で答えられる状態」にする
英単語については、新しい単語帳を何冊も買う必要はありません。
学校で『ターゲット1900』や『システム英単語』などが指定されているのであれば、基本的にはそれを使い切れば十分です。
「もっと医学部向けの難しい単語帳が必要なのでは」と心配する必要も、高1・高2の段階ではありません。
むしろ問題なのは、単語帳を一周したことを「覚えた」と考えてしまうことです。
長文を読んでいる最中に、一語一語「これは何だったかな」と考えていると、それだけで読む速度が落ちます。
少なくとも頻出語については、英単語を見た瞬間に意味が出てくるところまで持っていきたいです。
また、最初の日本語訳を一つ覚えるだけでは足りない単語もあります。
例えば文章の中で動詞として使われるのか、名詞として使われるのか。どの前置詞と一緒に出やすいのか。
こういった部分は例文を軽く確認するだけでもかなり変わります。
単語帳を3冊やるより、学校で使っている1冊を何周もして「知らない単語がほとんどない」状態にする。
高2まではこちらを優先した方がよいと思っています。

長文が読めない原因は、長文演習不足より「一文の構造」が取れないことが多い
英語で最も差がつきやすいのは、この部分です。
例えば、単語は全部分かる。文法問題として関係詞を出されたら解ける。
それでも長い英文になると意味が取れない。
こういう生徒は珍しくありません。
理由は、文法を「選択問題を解くための知識」として覚えていて、読むために使えていないからです。
この段階で長文問題を何十題解いても、なんとなく前後から意味を推測する癖が強くなることがあります。
文法自体がかなり弱いのであれば、『関正生の英文法ポラリス1 標準レベル』程度を一冊仕上げれば十分です。教科書から共通テスト・中堅私大程度までの頻出文法を絞って扱う本なので、高1・高2の土台作りには使いやすいと思います。
ただし、文法問題は解けるのに長文が読めない生徒は、さらに文法問題集を追加する必要はありません。
その場合は英文解釈へ進みます。
『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』あたりから始めるのがよいと思っています。
このレベルで、
どれが主語なのか。
動詞はどれなのか。
どこまでが名詞のかたまりなのか。
関係詞が何を説明しているのか。
を一文ずつ確認する。
医学部志望だからといって、最初から難関大向けの英文解釈へ進む必要はありません。
高2までに「知らない単語がそれほど多くない英文なら、構造を取りながら正確に読める」状態を作れれば、高3での長文演習がかなり楽になります。

長文問題集は、英文解釈ができてから始めた方が伸びやすい
英文解釈がある程度できるようになったら、そこで長文問題へ進みます。
この段階なら、『英語長文ポラリス1 標準レベル』程度で十分です。
ここでも大切なのは、何題解いたかではありません。
私は一題解いた後の復習の方を重視します。
時間を測って一度解く。その後、間違えた設問だけを見るのではなく、読みにくかった英文まで戻る。
そこで構文を確認し、「なぜこの意味になるのか」を説明できるようにする。
最後にもう一度、今度は止まらずに英文を読む。
この流れで一題をきちんと処理した方が、毎日新しい長文を一題ずつ解いて答え合わせだけするより伸びる生徒は多いです。
高1・高2の英語では、難しい長文を大量に読むことを急ぐ必要はありません。
単語を一冊に絞る。
文法の穴を埋める。
一文の構造を取れるようにする。
その後に長文へ進む。
高3になって医学部の過去問を解き始めた時、結局必要になるのはこの土台です。
英語の成績が伸びない時に、新しい参考書をさらに増やす前に、「自分は一文を正確に読めているのか」を一度確認してみてください。
学校の英語についていけない、模試になると急に読めなくなる、といったご相談でも大丈夫です。無料体験・学習相談をご利用ください。



