【受験生必見】医学部志望の高校3年生が夏休みまでに終わらせるべきこと3選~英語編~

自分の受験校に必要なレベルの単語帳を1冊完璧に終わらせる

こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今日は、前回に引き続き、医学部志望の高校3年生が夏休みまでに終わらせるべきこと3選・英語編という事でお話しさせて頂こうと思います。今回はリーディングのことに絞りたいと思います。
まず一つ目は、当たり前のようですが単語帳を1冊完璧に仕上げてください。単語帳の種類は多種多様なものがありますが、自分が2次試験で受験する大学のレベルに過不足ないものを選んでいくと良いでしょう。良く分からない場合は学校や塾の先生に相談してください。
『完璧に』というのはどういうことかというと、「リンゴ!」と言われたときに「apple!」と0.5秒で英単語が自然と出てくるのと同じ状態を、掲載されている全ての英単語で作り上げるという事です。
長文を読むときに「あ、これ単語帳に載ってた単語だ。えーっとなんだっけ…。そうだ、○○だ!」というタイムラグがあってはいけません。
制限時間を設けて長文をとにかく読みまくる。解きまくる。

私が、現役生が得点力をつけるために最も大切だと思っているのがこの作業です。後でも触れますが、地方国公立クラスであれば、基本的には細かい文法力よりもとにかく素早く読んで、文章の全体像、大体の意味を解釈できるという事が最も得点につながると思います。
具体的には、制限時間を少し厳しめに設けて必ず時間以内に問題まで解き終わるようにしておきましょう。共通テストしかり、あまりに丁寧に読んでいては時間が足らなくなります。時間の制限のある中でどれだけ意味が取れるのか?という事を意識してとにかく数をこなしましょう。
題材としては、あまりに難しすぎるもの以外で、一般的に良く受験生が使っているようなものであれば大体なんでも良いかなと思います。難易度にバラツキがあっても英語の場合は良いと思います。
解くときは多少粗くても大丈夫なのでスピードと、文章全体の意味を概ね理解するという事を意識し、復習の時は少し丁寧に文構造の復習や、分からなかった単語の復習を進めていきましょう。時間を意識しなければ、意味を取れる確率は上がるでしょうが、実践的な練習にならず得点力に繋がりにくいので注意しましょう。
文法は基本的な問題集を1冊仕上げる。こだわりすぎない。

文法に関しては、地方国公立大学医学部を軸に考えているのであれば、「細かすぎることは気にしない」というのも大切です。
なぜならば特に現役生には時間がありません。英語だけをやっていれば良いというわけではなく、1日あたり英語にかけられる時間は、かなり少ないはずです。であればやはり直接的に得点力に繋がる単語力と長文読解力を優先した方が良いと思います。
もちろん文法も隅々まで完璧に理解している方が良いとは思いますが、現役生にそこまで求めるのはやや酷かなと個人的には思っています。文法の細かいことにこだわるあまり、単語を覚える時間や長文を読む時間が十分取れなくなってしまうくらいなら、文法は多少完成度が低くても良いかなと思っています。
私も高校3年生の時は、正直文法の知識はかなり怪しいものがあったと思います。「副詞と形容詞の違いは?」と言われても「(何が違うんや?)(^^;)」という感じでしたが、センター試験の過去問・本番で9割を下回ったことはなかったと思います。その代わりに単語力や長文を読み込む練習はかなり時間をかけてやってきていたと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/