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塾長コラム

中高一貫校の定期テスト対策~英語編④~

中高一貫校の定期テスト対策~英語編④~

塾で教える英語長文読解のコツ

こんにちは!今回は中高一貫校の英語の長文読解の学習のコツを具体的に考えていきたいと思います(^^)/

長文読解は、「文章の流れや先の展開を読みながら読み進める」ことが大切ということはすでにお伝えしましたが、英語長文は、一つ一つの文を完璧に読んでいこうとしても上手くいかずに、最終的には心が折れてしまいあきらめるというケースが大変多いです。

しかしながら、長文を読んでいく中で知らない単語や文法表現が一つもなくストレスなく読み進めていけるということは、どんなに学習が進んでも受験本番では起こることは恐らくないでしょう。中高一貫校の皆さんが学校で配布されたテキストを読んでいる時も同様かと思います。

ですので、普段の学習で長文を読むときには自力で読める範囲の内容を把握しつつ、「この先はこのような話の展開になっていくのでは?」「この文脈の中でこの単語が使われているということは、おそらくこういう意味の単語なのではないだろうか?」と読みを入れていくことがとても大切です。

分からない単語だらけでも決してあきらめない心

あえて絶対に受験生がわからないような単語が多く入った文章を入試問題に採用する大学もあります。

その場合は出題側も、そもそもそれらの単語を受験生が知っているとは思っていないと思います。
ですのでこちらも遠慮なく文脈推測のテクニックを使っていって良いと思います。

例えば、マイクと母親が一緒に買い物に行って、マイクは「みんながこれを買っているからこのかばんを買うよ。なぜならこれは有名なブランドなんだ。」と母親に話をしたとします。

さ皆さんはこの先この文章はどのような展開になっていくと思われますでしょうか!?

「いや、それだけで分かるわけなくない?」と思った方も多いとは思いますが、私でしたら、そこの部分まで何とか読めたとするなら、「恐らく母親がマイクに対して、みんなが買っているからとか有名なブランドだからと言って買うというのは適切な考え方ではない。自分でしっかりと商品を吟味して良いと思ったものを買いなさい」的な感じでマイクに注意をし、最終的にはマイクもその考え方に納得するといった展開になるのではないだろうかと推測しながら読み進めていくと思います。

塾っぽい受験テクニックではあるが…

こういった読み方は本当の意味で英語を学習する場合には必ずしも正しい方法かは分かりませんが、受験テクニックとしてはかなり有用と思います。

やはり入試問題も学生さんに読ませるにふさわしい文章、入試問題で出すに値するようなテーマ性のある文章を採用する率が非常に高いですので、こういったテクニックは使いやすいです。

上記の流れから、母親が「そうね、有名なブランドは信用できるわよね。もっと高いブランドもあるからそっちにしたら?世界的に有名なブランドよ。」みたいな展開になる確率は非常に低そうだと感じませんか?

これは極端な例ではありますが、字面だけを追っていくのと、先の展開・流れを予想しながら読んでいく練習を普段からするのとでは得点力や成績の上がるスピードにに大きな差が出てくると思います。

振り返りインプットは必ず正確に

その上で、読み終わって日本語訳を見るときには、必ず自分が推測した英単語や表現の正しい意味を確認し、もし間違っていたならしっかりと確認して覚えていくようにしましょう。

一生懸命意味を推測した英単語は、振り返りインプットで正しい意味を覚えるのもスピーディーに行くし記憶に残りやすいと思います。

こういった考え方は、現代文のテストにも応用できる部分があると思いますが、これはまた別の機会にお話しさせて頂くことにしたいと思います!

今回もコラムにお付き合いいただき誠にありがとうございました。
次回はリスニング対策と、余裕があれば他の科目のお話に進んでいきたいと思います!

ここまでお読みいただきありがとうございました。次回をお楽しみに(^^♪

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