こんにちは！Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は、高校受験や医学部受験などで実施されることの多い面接の対策について述べていきたいと思います！

何を隠そう私自身は受験生時代、面接を大の得意としていましたが、それはなぜだと思いますか？愛想がいい、喋りが上手い…それは理由のうちには入りません！！「自己千本ノック」ともいうべき、予想されるありとあらゆる質問と、そのアンサーを事前にしっかりと準備して臨んでいたからに他なりません。

丸腰で面接に挑むなど言語道断です！

少し強めの見出しとなりましたが、面接に対策なしで臨むことは私はあってはならないことだと思いますし、場合によっては受験先の学校に非常に失礼とみなされる可能性すらあります。

面接対策を怠る理由としては、「学科の勉強が大変すぎて、面接対策までとても手が回らないです…」これが鉄板ネタであり、事実そのような状態の方が多いことは百も承知です。しかし、このような考えは私は間違っていると思います。

この理由に対してはシンプルに「面接対策にかける時間もきちんと確保してください」としか言いようがありません。

皆さんは、数学の対策が大変だからと言って、英語をノー勉で本番の試験に臨もうと思いますか？理科をノー勉でいきますか？さすがにそんなことを考える人はなかなかいないと思います。面接対策もそれと同じです。配点は低いかもしれませんが、私の知る限り、学科ではとてもひっくり返すことのできない、びっくりするほどの得点差をつけられるケースも普通にあります。

ですので特に受験日が近づいてきたら、１日の中で３０分でも良いので、必ず面接対策の時間を意識的に取って下さい。

「面接は対策するものではない」？そんなことはありません！

次に、面接は対策するものではない、という意見に対してですが、これはあなたが学校を運営している側だったら？と考えてみてください。自分の学校の特色や強みも全然知らない、入学したい理由も答えられない、入学して学びたい内容や将来像もふわっとしていて具体性がない、このような生徒を欲しいと思いますか？

あ、この子は別にうちに入りたいわけじゃなくて偏差値的にちょうどよかったから受けに来ただけなんだな…と思われてしまい、学科が多少の差であれば、本気で入学したい意志をしっかりと感じることのできる生徒の方を合格させてあげたいと思うのではないでしょうか？

相手も人間です。面接があるという事は受験要項に必ず書いてあるはずですので、きちんと自分の学校のことを調べ、予想される質問とそれに対する自分の考えをしっかりと事前にまとめる時間を取ってくれた受験生のことを大変印象良く感じてくれるはずです。

面接の対策って何をすればいいの？

では、面接の対策の重要性を分かって頂いたと思いますので、面接対策とは何ぞや？という事についてお話していきたいと思います。

まず、面接と聞くと、面接マナーや、相手に感じのいい生徒だと思ってもらうためにどのようにふるまえば良いか？という事を考える方は多いと思います。それは確かに大事です。ノックもせずに部屋に入ったり足を組んで座ったり、敬語が全然使えていなかったり、不愛想でふてくされたような態度で臨んだりというのでは話になりません。

ただ、ほとんどの方はそんなことはそもそもしないでしょうし、多少のことであれば、面接官も受験生が緊張してしているのはわかっているでしょうから大きな問題になるケースは少ないと思いますので、そのあたりの作法は最低限確認しておけば良いかなと思います。

最初にも述べたように、自分自身で(もしくは周りの人に聞いたりネットで情報を調べたりして)受験先の学校の面接で何が聞かれる可能性が高いのか？ということを洗い出すという作業をして下さい。そして、その一つ一つに対して自分なりのアンサーを準備しておいてください。

さらに、そのアンサーが適切なものであるかどうかということを、学校や塾の先生、親御さんなど信頼できる周りの大人に確認してもらって下さい。「大人に」という点が非常に大切です。友達にも信頼のおける人は多くいるとは思いますが、面接官は大人です。

子供同士で考えて十分だと感じるアンサーと、大人が聞いて十分だと感じるアンサーには開きがあることも多いです。特に面接官はこれまでに多くの生徒さんを見てきていますし、上辺だけの返答だと感じるセンサーも敏感にお持ちだと思いますので、自分のアンサーをしっかりと「作りこんでおく」ことが大切です。

これは嘘やきれいごとを並べろという事ではなく、理路整然と自分自身の考えを整理し、またこれまでに思いが至っていなかった内容に関しては、改めて考えてしっかりとまとめておいて欲しいという事です。

ここまでお読みいただいてありがとうございました！次回のコラムではいよいよ、具体的な面接対策の内容について述べていきたいと思います！非常に大切な内容となりますので、是非お見逃しなく(^^)/