中高一貫校の定期テスト対策~英語編①~
中高一貫校の英語の定期テスト対策
今回からは英語の定期テスト対策、日々の学習について考えていきたいと思います。
当塾に頂くお問合せで数学の次に多いのは英語ですが、大濠・西南・福岡上智・筑紫女学園・雙葉といった福岡市内の中高一貫校は、英文法の知識を深く求めるテストが出題されることが多いと感じます。6年間のカリキュラムを通じて英語を文法からきちんと理解して学習を進めていってほしいという、学校からのメッセージかもしれません(^^)
英語の勉強法はやや独特で、間違ったやり方で学習を進めてもなかなか成績は上がりづらいです。そのため、「勉強しているはずなのになかなか英語は成績が伸びづらい…」と悩まれている方も多いのではないかと思います。
まず、英語力の要素としては、細分化すると英単語力・長文読解力・文法力・リスニング力といったものが挙げられると思います。これらは最終的にはつながってくるものですが、まずはそれぞれの要素に必要な学習を進めていく必要があると思います。
以前のコラムでも述べましたが、英語というのはやはり一つの言語ですから、正しい方法で学習を進めれば誰でも、やればやるほど成績は伸びていくはずです。個人的な意見としては全ての科目の中で、最も学習量と成績が比例していく科目ではないかと思っています。
本物の英単語力とは?
では、まずは一番学習がシンプルに進められそうな英単語から考えていきたいと思います。
意外なことに、「英単語帳は特に持っていない」という方も結構いらっしゃるのですが、やはり常に使用する英単語帳は1つはあった方が良いのではないかと思います。学校で指定されている場合は、指定の物を使って全く問題ないと思います。
もしそういった指定が特になく、自分で選ぶ場合ですが、「色々あって結局どれを買えばいいのか分からなくて…」というお声も良く耳にします。確かに書店に行って見てみると、種類が非常に多く選定するのが悩ましいというのもよく分かります。
選ぶ時のコツとしては、ある程度良く使われているものであれば悪い本というのはあまりないと思いますので、重要なのはそのレベルと収録されている英単語の数だと思います。
あまり最初から単語レベルの高すぎるものや単語数が多すぎるものを使うのはやめた方が良いと思います。結局消化不良になって、全てうろ覚えになってしまうというのが一番もったいないです。
自身の現在の単語力や志望校を考えた上で、必要最低限と思われる英単語帳をまずは使っていきましょう。
重要なのは、即座に意味が浮かぶ英単語の数を増やしていくことです。
見たことはあるんだけど全てうろ覚えであったり、意味を思い出すのに長い時間かかったりする状態では、その単語を覚えたとは言えないと思います。例えば、「apple」と聞けばほとんどの人が「リンゴ!」と一瞬で日本語の意味が浮かぶと思いますし、「birthday」と聞けば「誕生日!」と答えられると思います。
この辺りの単語はほぼ日常会話の中でいわば日本語的なレベルで使われるいるというのもあるとは思いますが。このような感じで瞬時に意味が浮かんで初めてその単語を覚えたと言えると思います。
基本的には英単語力は後に述べる長文読解の中で威力を発揮しますが、Mike didn’t think about the consequences…という文章がでてきたとして、「むむ?consequence!?絶対聞いたことある!うーん、うーん、なんだっけな……そうだ!結果っていう意味だった!」というペースで読解していてはなかなか上手くいきません(※consequenceには他にも意味があります。気になる方は英単語帳等を御参照下さい)。
ですので、繰り返しになりますが、まずは単語数は必要十分な最低限のもので構いませんので、「見た時に一瞬で意味が浮かぶ」ようになることを意識して、一冊の英単語帳を繰り返し繰り返しこなしていきましょう!
もう完璧だと思ったタイミングで、必要があればもう少しレベルの高いものにチャレンジしていくというイメージで良いと思います。
今回は、中高一貫校の定期テスト対策の中で英語の学習法、特に英単語のことを取り上げてみました(^^♪
ここまでお読みいただいてありがとうございました!次回は長文読解や文法の、中高一貫校の定期テスト対策について考えていきたいと思います。また読んで頂けると幸いですm(__)m
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