医学部に現役合格するためには?⑪ 高校古典の学習方法
古典文法で心が折れてはなかなか文章が読めるようにならない
こんにちは!今日は古文の勉強法について考えていきたいと思います。
医学部の受験に関して言えば、ほとんどの方が古文に関しては共通テスト対策、ということになると思います。
しかし!共通テストだけといっても、古文は習得するのに非常に時間のかかる科目であり、基本的には古典文法の基礎をしっかりと理解し覚えるべき所を覚えていなければ文章が読めるようになりませんし、それがままならない状態だとほぼ「文脈判断とカン勝負」になってしまい、安定した得点を取るのが難しくなってしまいます。
古典文法は多くの方が苦手としており、なかなか覚えられずに心が折れてしまいそうになることもあると思います…。
まず覚えてほしい活用形と活用の種類
とりあえずは活用形と活用の種類について知らなければ話が前に進んでいきません。
活用形とは未然・連用・終止・連体・已然・命令という6種類の形であり、活用の種類というのが四段活用・上二段活用…というアレですね。まずはここを頑張って覚えていきましょう。
生徒さんの中には、そもそも活用形と活用の種類を混同してしまっている方も少なくありませんので、きちんと分けて把握するようにしましょう。
一度聞いただけではなかなか覚えられないと思いますので、毎日少しずつ繰り返しやっていくと良いと思います。
最強の敵、助動詞!?
最も挫折する人が多いであろう分野が、この助動詞だと思われます。
28つの助動詞を覚えるだけでも大変なのに、接続によって分類しないといけませんし、それぞれにまた活用の種類があって…。
投げ出したくなる気持ちも大変良く分かりますが、これも毎日のように確認して覚えていくようにするしかないと思います(*´Д`)
ポイントとしては、まずは接続によって分類をし、表を作ってしまうと良いと思います。
未然形に接続→る・らる・す・さす・しむ・じ・ず・む・むず・まし・まほし
連用形に接続→き・けり・つ・ぬ・たり・たし・けむ
終止形に接続(※ラ変型活用の語の場合は連体形接続)→べし・らし・まじ・らむ・めり・なり
詳細は省きますが、これら以外の4つ(なり・たり・ごとし・り)をその他と考えて一つずつまとめていく、といった感じで良いのではないかと思います。
そしてその表に、それぞれの活用の種類や良く問われる別の助動詞との識別の情報などを書いていってパッと見て分かりやすい表を完成させ、迷ったり忘れたりしたら常にその表に戻るようにすると良いと思います!
助動詞までしっかりと覚えられたらかなりゴールが見えてきますし、自信もついてくるのではないかと思いますので頑張りましょう(*^^*)
今日は古文の勉強法について述べさせて頂きました!(^^♪
また次回のコラムも御一読頂けますと幸いです!