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現役医師が塾長の個別指導塾 Dr.TAKAゼミ(福岡市中央区六本松)

塾長コラム

医学部に現役合格するためには?② 高校生の効率があまり良くない勉強法

医学部に現役合格するためには?② 高校生の効率があまり良くない勉強法

前回コラムからの続きです。高校生活の中、限られた勉強時間で成績を伸ばすためには、正しく効率の良い勉強法が必要と述べて参りましたが、今回はついつい陥りがちな『効率があまり良くない勉強法』とその改善策を紹介しながら、考察を進めていきたいと思います!

例① 最初のインプットにかける時間が長すぎる

これは真面目でコツコツ型、勉強時間は確保できているはずなのに成績が伸び悩んでいる学生さんに多く見られるパターンです。具体的に言えば、勉強している単元の教科書にマーカーを引きながらゆっくりと読み、要点を綺麗にノートにまとめ上げて一日の勉強時間が終わってしまうという感じです。

思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか?本人も親御さんも「頑張っているはずなのに…」などと自己嫌悪に陥ってしまうこともしばしばです。しかしこれには明確な改善策があります。本例の場合、アウトプットにかける時間が少なすぎることが問題です。学習を進めていく中で、以下のバランスを意識すると良いと思います。

最初のインプット:アウトプット:振り返りインプット=2:6:2

最初のインプットというのは上記に例を挙げた、教科書や参考書を読んだりする時間です。確かに必要な時間ですが、こればかりに時間を取られてアウトプットの時間が不足すると得点力になかなか結び付きません。アウトプットとは問題を解く時間のことです。

教科書の理解が中途半端なのに問題練習に進むのは怖いようですが、そこは勇気をもって時間を区切り、問題演習で今自分の持っている知識をフルに使って一生懸命考え、間違ったものに関して問題の解説や、関連する教科書の部分を読んで理解を深めるといった振り返りインプットを行っていけば良いです。

例② 使用している問題集のレベルが高すぎる

これは読んで字のごとし、という感じですが意外に多いケースです。基礎をおろそかにして応用はできません。具体的な問題集名を出すのははばかられますが、簡単なものと難しいもので迷ったらまずは簡単なものを完璧にすることを目指しましょう。

地方国公立医学部医学科までならまずは教科書レベルをきちんとできるようになれば十分勝負できます。周りを見渡してみてください。受験に必要な科目の教科書レベルが完璧に近いお友達はどれくらいいますか?ほとんどいないはずです。科目・単元に穴を作らないことが何より大切です。

例③ 問題を解いたら解きっぱなし

これは最後の振り返りインプットができていないパターンです。確かに間違った問題は「ケアレスミスに違いない!」「まだ習ってない問題だったし…」で無視したくなる気持ちも分かりますが、どこの理解が足りなかったから解けなかったのか?何を覚えていなかったから解けなかったのか?を明確にして、少し時間を置いて何度も問題を解いてみることで得点力が向上していきます。

 

長くなってしまったので、今回はこの辺りで。次回は今回の考察を踏まえた上で、塾長おススメの学習の進め方について書いていきたいと思います!お楽しみに(^^)/

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