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現役医師が塾長の個別指導塾 Dr.TAKAゼミ(六本松)

塾長コラム

【3カ月前のエール】医学部大逆転合格に向かって~国公立編~④

【3カ月前のエール】医学部大逆転合格に向かって~国公立編~④

物理の勉強法はこれだ!

皆様こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/前回に引き続き、共通テスト前3カ月位に迫った今、具体的に何を勉強していくのがよいのか?という事を科目別に考えていきたいと思います。

今回はまず物理ですが、問題集としては、リードαやセミナーが手元にある方は、そちらを基本問題から順に取り組んで、各分野穴が無いようにしていって頂ければよいと思います。ただ、セミナーは答えも含めると一般販売されていないと思いますので、その時は「物理の良問問題集(旺文社)」などを完成させていくのが良いと思います。

参考書としては、化学でも紹介した「宇宙一分かりやすい」シリーズが良いと思います。名前負けしていない名著です。ただし、物理に関しては一点注意点があります。

最近の風潮として、「物理選択だと志望校の幅が広がる」という理由から理科の科目選択の際に物理を安易に勧める傾向があるような気がします。しかし、この考え方は間違ってはいないと思いますがかなりのリスクもはらんでいると考えます。

物理は正直なことを申し上げると「人を選ぶ」科目だと思います。得意な人は先生の授業を聞いたり、教科書を読むだけで問題がどんどん解けるようになるのですが(私も高校の時にそのような芸当のできる同級生を見て、とても同じ土俵では闘えないと思い即刻生物を選択しました)、ハマらない人は勉強してもなかなか解けるようになりません。

志望校的に許されるのであれば、「これまで物理を頑張って勉強してきたがどうしても全統模試で偏差値50前後から上がらない」といった方は、一念発起して損切りし、生物に切り替えることを検討してもいいかもしれません、、。

生物の共通テストの勉強は要注意!

先ほどからの続きも含め、生物の勉強に関してですが、生物の共通テスト対策は注意が必要です。二次試験では、知識メインで点数が稼げる大学も少なくありませんが、共通テストの生物は考察問題で点数を取ることが非常に大切になってきます。

正直、「知識はほとんど関係ないのでは?」と思う問題も少なくありません。なので、知識の丸暗記的な勉強だけになるのは絶対に避けた方が良いです。もちろん知識を問う問題もあるのですが、特に現役生にとっては生物はなかなか手が回りにくい科目であることを考えると、キーワード暗記のような勉強をするくらいでしたら、過去問や共テ対策本を多く解き、考察問題に慣れていくのもありだと思います。

考察問題を解く時のコツは、「うわー、これ覚えてなかった、ダメだ解けるはずない、、」的な考えを振り払って、問題に提示された条件や設定を自分で分かりやすく整理し、「出題者は恐らくこういうことを言いたいのでは??」「多分こういった考え方がテーマに設定されているのでは?」といったことを推測しながら考えていく癖をつけて下さい。

だからこそ、物理選択者が数カ月前に生物に切り替えても、共テの生物は知識を「必修整理ノート(シグマベスト)」と教科書で最低限頭に入れ、過去問と共テ対策本で慣れていくだけでも70%前後はとれるのでは?と思います(もちろんボーダーには足りていないので他の科目で補う必要ありますが、そのまま物理で突き進んで大崩壊を起こすくらいなら…という考え方です。二次試験対策は以下の対策を。)

ある程度生物に時間が取れる方、二次試験対策にはこれまた「生物の良問問題集(旺文社)」などで大切な問題パターンを網羅してくのが良いかなと思います。

浪人生は理科で突き抜け、現役生は最低限しっかり確保する

浪人生と現役生の差は、理科にあると考えます。現役生にとっては数・英をある程度完成させるまでの工程があまりに重たく(特に数学)、なんだかんだで化学の有機無機を始め理科の後半戦あたりにまでなかなか十分な勉強時間を回すことが出来ないということは良くあります。

ですので、勉強時間の十分ある浪人生にとっては現役生に差をつけるチャンスですので、理科をしっかりと完成させて本番を迎えましょう。

逆に、現役生にとっては差を少しでも付けられないように、基本的な所、平易な問題だけは最低限きちんと確保できるよう頑張って行きましょう。

ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/

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