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現役医師が塾長の個別指導塾 Dr.TAKAゼミ(六本松)

塾長コラム

【3カ月前のエール】医学部大逆転合格に向かって~国公立編~②

【3カ月前のエール】医学部大逆転合格に向かって~国公立編~②

苦手な科目を上げる方がタイパが良い

皆さんこんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は、後3カ月で共通テストという受験生の皆様(特に偏差値であと5~10前後足りていなさそうな方)に、ラストスパートでどのように勉強していけば良いのかという事を語って行きたいと思います。

まず、共通テストを考える上で、これまでの複数の模擬試験を受けていると思いますが、平均して最も偏差値が低いものを中心に勉強していきましょう。偏差値で65弱以上くらいが安定してでている科目は後回しで良いでしょう。

そもそも国公立の医学部であれば偏差値が共通テスト・二次試験ともに65程度(全統模試で)必要な大学がほとんどですが、偏差値で特に60を切っている科目がある場合、その科目は教科書レベルがかなりあやふやな状態であり、そのレベルの理解が7割5分以下程度しかできていないと考えて下さい。

認めたくないかもしれませんが、それが現実です。教科書傍用問題集レベルがほぼ完璧であれば偏差値65は行くはずです。このレベルがしっかり定着しているとは全く言えない状態だからこそ偏差値が60を超えていないのです。偏差値は嘘をつきません。

ですので、そのような科目の基礎固めをやっていくのが最も優先となります。

共通テスト攻略法概要

上で述べたように、教科書傍用問題集やそのレベルの問題集が完璧であれば偏差値65は行くはずです。

嘘だとお思いでしたら、お友達で例えば数学の偏差値が河合全統マーク模試で60~65の人に、「サクシードから今ランダムに出題されたら、必ず満点が取れると思うか?」と聞いてみて下さい。恐らく「うーん、まあ8割~9割の間くらいは解けるんじゃないかなあ…。」といったような答えが返ってくる可能性が高いと思います。

ですので基本的にはどの科目も基礎固めをやっていくのが医学部突破の王道になります。ちなみに残念ですが、現時点で偏差値60程度の方が偏差値67.5overが必要な旧帝大の医学部を目指すのはさすがに無理だと思います。

私は、追い込まれたときの人間の底力にはとてつもない可能性があると信じているタイプなので、よほどのことがない限り志望校を無理だと言ったりはしませんが、67.5overは短期間で達成できるものではありませんし、この位になると、中学レベルまでの圧倒的な基礎力・高校3年間(+浪人期間)を通じた圧倒的な努力・高校内容の勉強に対する圧倒的な適応力、本番に非常に強い鉄のメンタル、これのどれか一つ欠けても難しいと思います。

とりあえずは偏差値65確保を目指しましょう。医学部を目指す皆さんは、医師になるという事がまず叶えたい目標であると思いますし、大学名にこだわりすぎる必要はないと思います。

基礎固め+「共通テスト慣れ」で攻める

ですので、偏差値65に達していない科目は基礎的な問題集+間違った所・分からなかった所を調べて覚えこむのに用いる参考書で日々の勉強を進めていき、休日などには共通テストやセンター試験の過去問、各予備校などが出版している予想問題集(年度が昨年度や一昨年のものも手に入るのであればどんどんやりましょう)で「共テ慣れ」していくという方針で良いと思います。

ここで大事なのは、問題集と参考書の選定です。ここを大きく間違ってしまうと一気に成績を伸ばすのは難しいでしょう。ここに関しては科目ごとに次回コラムで解説していきたいと思います。

また、「共通テ対策」だけで良いのか?という疑問があると思いますが、共テが崩壊してしまうと国公立の医学部はかなり合格の可能性が薄くなってしまいます。共テさえある程度の点数取れれば、二次試験の対策はそれが終わってからでもなんとかなるでしょう。

また、共通テストで80%程度を取るのに四苦八苦している状態であれば、基本的には二次試験の受験先はあそこがいい、ここは嫌だと贅沢は言っていられないと思います。それくらいの学力で国公立に通ればどこでもラッキー、位の気持ちで1%でも合格の可能性の高い所を探しましょう。

基本的には問題が平易で共通テストの対策がそのまま二次試験の対策になりえる、かつ出来るだけ最終的な自分の科目別偏差値を鑑み、総合偏差値が高く出る所で考えましょう(例えば数・英合算で偏差値65、理科が入ると合算が62に落ちてしまうのであれば二次試験が英・数のみの大学を受験するべきでしょう)。

ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/

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