【福大医学部】集団面接の攻略法【学校推薦型】

福大医学部の推薦は学科試験や面接の方式が特徴的!

こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は、福大医学部の学校推薦型(A方式・地域枠)について対策法を考えていきたいと思います。
まず、A方式・地域枠共に評定が3.7以上必要ですので、高校での普段の定期テストや提出物等をきちんとして評定を確保しておくことが必要です。学科試験は英・数のみですが、問題数の多さの割に制限時間が60分と大変短いのが特徴的だと思います。こちらの対策については別のコラムに譲ろうと思います。
また、今回のテーマである面接に関しては、受験生4~6人に対し試験官3人のグループ面接が行われます。各自が簡単に自己紹介をした後に、集団討論の形式で行われるパターンと、個々の受験生が同じ質問に対して順番に回答していくというパターンがあるようです。
例えば出身地の制限のないA方式ですと、面接20点・数学50点・英語50点の配点となっています。一見面接の配点が少ないようですが、数学と英語に関しては恐らく形式等から考えても、合格ライン前後に多くの受験生が集中するのではないかと予想します。ということは、面接の得点差で合否が分かれる可能性も非常に高いと考えられますので、必ず出来る限りの最善の対策をして臨むべきです。
面接の対策はどうするべきか?

集団面接というのは確かに珍しいですが、私もかつて学生指導を行う立場の医師であったこともありますので、そういった目線で考えると個人面接か集団面接かによって、面接で見極めたいポイントが大きく変わるわけではないのではないかと思います。
あくまで個人個人が面接で質問した内容に対して自分の考えをきちんと述べることが出来るか、という事に加え同級生(となるかもしれない人達)とのコミュニケーションがしっかり取れるのか、という事を見たいのではないかと思いますので、他の大学と面接対策を100%変えなくてはいけない、という事は無いと思います。
対策の1歩目としては、まず福岡大学医学部のことを自分なりにきちんと調べましょう。大学の特色や強み、設備、医療体制…調べられる限りの媒体を用いて、他の受験生より自分が一番福大医学部の事を知っている!と自信が持てるまでしっかりとリサーチしてください。このようなことを全然調べず受験するというのはそもそも考えられないことだと思いますし、専願で希望しているわけですから最低限の礼儀でもあるかと思います。
その上で、自分がなぜ他の大学の医学部ではなく福岡大学の医学部を志望するのか、入学した暁には何を特に力を入れて学んでいきたいのか(他の大学の医学部との違い)、卒業後は同大学で学んだことを活かして具体的にどのような医師になっていきたい(大学にどのように貢献できるか)のか、そういった志望理由の軸をしっかりを定めて行きましょう。
この辺りの事を上辺だけで適当に答えている受験生かどうかというのは、面接官の先生は簡単に見抜いてくると思いますので、自分の考えをきちんとまとめておいて下さい。
具体的にどのようなことが質問されるのか?

質問の内容は多岐にわたるようですが、定番の内容(医学部を志望する動機や目指す医師像、少子高齢化の問題点と解決策、地域医療の問題点と解決策、現在と10年後の医療が抱えている課題と解決方法…など)から時事問題まで聞かれています。
定番の内容に関しては他の大学の面接などでも十分聞かれる可能性のある内容ですし、各個人によって志望理由や考え方など様々だと思われるので、目指す医師像や医療の課題、その課題の解決には自分が医師になることによってどのように役立つのか、などの考えをまとめておきましょう。
時事問題に関しては、面接時間が長いことも関係しているのか、色々な内容が聞かれることもあるようですので、ここ1年くらいのニュース(医療関係はもちろん、その他の分野も)の概要や自分がそのニュースや話題についてどう考えるのか?を日々まとめたり考えたりしていきましょう。
時事問題に関しても福岡大学だけではなく他大学の面接でも色々な側面から聞かれることがあります。もちろん自分で調べて概要を掴み、考える習慣をつけて欲しいですが、参考になればと思いますので、また次回以降のコラムで時事問題については具体例を挙げながら一緒に考えていきましょう。
ここまでお読み頂いてありがとうございました(^^♪また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/