【祝入学】高校入学組に今こそ伝えたい、大学受験への理想の学習計画とは?~数学編~

最もスピード感を持って取り組まなくてはならない教科とは?

皆様こんにちは、Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は高校入学組の方々の学習計画の具体的な作り方として、まず数学を見ていきたいと思います。高校では数学はⅠA/ⅡB/ⅢCという様に分かれていますが、1年生でⅠAを、2年生でⅡBを、3年生でⅢCを、という風に考えていては、難関大学の受験にはとても対応できません。
数学は、最もスピード感を持って取り組まなくてはならない科目なのです。例えば皆さんはまだ高校に入学したばかり、ではありますが中高一貫校の新高校一年生の生徒の多くは数学ⅠAが既に終わっており、学校によってはⅡBすら半分以上終わっている所もあるくらいです。
難関大学・学部を目指す以上は、3年後にこのようなスピード感で学習を進めているライバルや、浪人生と真っ向勝負しないといけないわけですから、ゆったりしたペースで進めていてはとても太刀打ちできないでしょう。
ラスト一年をどう使うか、から逆算して考える
では、数学をどのようなペースで進めていけばよいか、という事に関してですが可能であれば高校1年生の間にⅠA/ⅡBを、高校2年生の1月頃(共通テストの1年前)にはⅢCを、教科書レベルの内容はきちんと出来るように終わらせておきたいところです。
前のコラムにも書いたように、高校3年生の夏休みには追い込みの効く暗記が中心となる科目を持ってきて、夏休み明けからは共通テストの過去問や模試、二次試験に必要な科目の二次試験対策をやって行きたいです。
となると、理想的なスピードからやや遅れたとしても、そこから逆算して考えると最遅でも高3の夏休み前までには数ⅢCまでの教科書レベルは終わらせておかないと、難関大学受験を突破するには現実的にはかなり厳しいと思います。
何度も言いますが、難関大学・難関学部というのは中高一貫校生や浪人生もこぞって受験しに来ます。教科書の基本的な内容の理解は可能な限り早く終わらせて、過去問や模試などの『実践練習』をどれくらい積めるかがそのようなライバルに打ち勝つ鍵となってきます。
自主的にペースを早める意識を持とう

ここで多くの方がお感じになるであろう疑問としては、「学校のペースはそんなに早くないよ、数ⅢCが授業で終わるのは高3の2学期末だし…」といったような事だと思います。
結論から言うと、そのペースに完全に合わせて受験を乗り切るのは非常に困難だと思います。中には習ったことがすぐに吸収でき、少し問題演習をすれば応用問題もスラスラと解けるようになってしまう超人的な能力の持ち主もいないではないですが、高校分野の勉強でそれが出来るのは、トップ校の生徒の中でもごくごく一握りの人だけですので、よほど自信がない限りは自分自身で意識を高く持ちペースを速めていった方が良いでしょう。
教科書や理解系の参考書(例:やさしい数学)を用いて、自学で理解できるところはどんどん先を進め、黄チャートや教科書の傍用問題集などで問題演習を行っていきましょう。そして学校の授業やテストは復習のつもりで活用するのが望ましいと思います。
もちろん上記の事は他の科目においても同じようなことが言えるのですが、こと数学はやはり他の科目よりもボリュームが大きく理解や習得に時間がかかります。また、精神論的な話にはなりますが『数学が出来る』というのは自分に自信を持つことに繋がり、他の科目の勉強のモチベーションにも良い影響を与えることが多いです。
ここまでお読み頂いてありがとうございました(^^♪また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/