中高一貫校の定期テスト対策~国語編①~

中高一貫校の定期テスト対策(古文)ではまず古典文法を頑張る
こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今日は国語、特に古文の勉強法について考えていきたいと思います。
中高一貫校の国語のテスト関して言えば、現代文・古文・漢文といった要素があると思いますが、それぞれ対策法が異なり、何をやって行っていいのか分からないという方も多いと思います。
今日は特に古文についてお話していきますが、古文は習得するのに非常に時間のかかる科目です。基本的には古典文法の基礎をしっかりと理解し、覚えるべき所はきちんと覚えていなければ文章が読めるようになりません。それがおぼろげな状態だとほぼ「文脈判断とカン勝負」になってしまい、中高一貫校の定期テストでも得点を安定させるのが難しくなってしまいます。
しかし、古典文法は多くの方が苦手としている分野であることは間違いありません。なかなか思うように覚えられずに心が折れてしまいそうになることもあると思います…。
まずは活用形と活用の種類を頑張って覚える

とりあえずは、活用形と活用の種類について知らなければ話が全く前に進んでいきません。
活用形とは未然・連用・終止・連体・已然・命令という6種類の形であり、活用の種類というのが四段活用・上二段活用…というアレですね。まずは文法書を開いて、ここを頑張って覚えていきましょう。
生徒さんの中には、そもそも論として、活用形と活用の種類を混同してしまっている方も少なくありませんので、当たり前ではありますがきちんと分けて把握するようにしましょう。
一度聞いただけではなかなか覚えられないと思いますので、毎日15分とか少しずつ繰り返しやっていくと良いと思います。
最強の敵は、助動詞!?

最も挫折する人が多いと思われる分野が、この助動詞だと思われます。
28つの助動詞を覚えるだけでも大変なのに、何に接続するかによって分類しないといけませんし、それぞれにまた活用の種類があって…。
投げ出したくなる気持ちも大変良く分かりますが、これも毎日のように確認して覚えていくようにするしかないと思います(*´Д`)
ポイントとしては、まずは接続によって分類をし、表を作ってしまうと良いと考えます。
未然形に接続するもの→る・らる・す・さす・しむ・じ・ず・む・むず・まし・まほし
連用形に接続するもの→き・けり・つ・ぬ・たり・たし・けむ
終止形に接続するもの(※ラ変型活用の語の場合は連体形接続)→べし・らし・まじ・らむ・めり・なり
詳細は省きますが、これら以外の4つ(なり・たり・ごとし・り)をその他と考えて一つずつまとめていく、といった感じで良いのではないかと思います。
そしてその表に、それぞれの活用の種類や、テストで良く問われる別の助動詞との識別の情報などを自分でドンドン書いていってパッと見で分かりやすい表を完成させ、迷ったり忘れたりしたらいつもその表に戻るというようにすると良いと思います!
助動詞までしっかりと覚えられたら文法はかなりゴールが見えてきますし、古典文法に対する自信もついてくるのではないかと思いますので、頑張って行きましょう(*^^*)
今日は中高一貫校の定期テスト対策として、古文の勉強法について述べさせて頂きました!また次回のコラムも御一読頂けますと幸いです!