中高一貫校の定期テスト対策~英語編⑤~

現代の英語のテストにおいてのリスニングの重要性

こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/これまで中高一貫校の定期テスト対策における英語の勉強法について述べてきましたが、英単語、英文法、長文読解…と来て、いよいよ最後はリスニングの勉強法について考えていきたいと思います!
実は私が高校生だったころにはセンター試験(今でいう共通テスト)にはリスニングはなく、二次試験で受ける大学によっては、一度もリスニングの試験を受けることなく済ますことも可能でした。確か私の次の代からセンター試験にリスニングが導入されたのだったと思います。
しかし現代の入試では、リスニングは英語の配点のかなりの割合を占めていることが多く、非常に重要性を増してきていますので、対策が必須となってしまっています(´;ω;`)
最初から聞き取れる人はいない
まず初めにお伝えしたいのは、何も対策せずにリスニングの試験を受けるとなると、かなり基本的な内容であっても、聞き取ることは誰にとっても困難であるということです。
ですので、自分はリスニングのセンスがないのかも…と落ち込む必要は全くありません。適切なトレーニングを積むことによって必ず聞き取れるようになります。
かくいう私も、受験生時代に全くトレーニングをしていなかったため、塾を開業しようと志す前は全くリスニングを聞き取ることはできませんでした!しかし、塾を開業するにあたって、リスニングは出来ませんでは生徒に勉強法を教えることもできないし、塾長として恥ずかしいことですので、一生懸命トレーニングを積みました。
リスニングで効果の出やすいトレーニング法とは?

私がまず初めに試みたトレーニング法は「興味のある洋画や洋楽の視聴で勝手に聞けるようになれば楽でいいなあ…」というものですが、インターネット等で検索してもらえれば分かるように、この方法は実はほぼ意味のないものであると言われていますし、実際私も何の成果もありませんでした。おそらく何を言っているのか分からない状態で聞き続けても、聞きとれるようにならないのだと思います。
ですので皆さんにもこれはあまりお勧めしません(他の適切なトレーニングと組み合わせれば、相乗効果はあるのかもしれませんが)。
私が実践してとても効果的だったと感じたトレーニング法は、ズバリ、「ディクテーション」と「シャドーイング」です!巷でも盛んに言われている有名な方法ですので、画期的な方法ではありませんが、これが非常に良かったと思っています。
ディクテーションというのは、音声をある程度の長さで区切りながら聞き、それをそのまま書き起こす練習法です。一文ずつ止めながら行っても良いですし、何度聞き直しても良いと思います。これ以上は無理ーという所までやって、答え合わせをして、間違った所を聞き直すようにすると良いと思います。
シャドーイングは音声のすぐ後を追って復唱する練習方法のことです。音声を「shadow(影)」のように追うことからシャドーイングと呼ばれています。これも最初は少しずつ流しては止め、とやっていく感じで良いと思います。
どちらの練習法も題材は難しすぎないものを選ぶと良いと思います。英検用でもいいと思いますし、私はTOEIC用の教材などを用いてトレーニングを行っていました。
英語は言語である。やればやるほど伸びる。
色々と述べてきましたが、英語はやはり言語ですので、触れた時間、勉強時間にほぼ比例して伸びていく教科だと思います。私たちが日本語の上手く使いこなせるのと基本的には同じことだと思います。
最初はなかなか上手くいかないと感じることもあるかもしれませんが、あきらめずにコツコツ努力を積み重ねていきましょう!
今回もお付き合いいただきありがとうございました。数学、英語ときましたので次回は中高一貫校の定期テスト対策国語(現代文・古文・漢文)編という事で述べていきたいと思います。
では、次回コラムもお楽しみに(^^)/