中高一貫校の定期テスト対策~英語編③~
中高一貫校生が行うべき長文読解の勉強法について
こんにちは!今回は中高一貫校生の英語の長文読解の勉強法について考えていきたいと思います。
英単語や英文法の学習自体も、長文読解の成績アップのためにはとても大切な要素となってくるのはもちろん間違いありませんが、本コラムではそれだけではない、長文読解で得点を稼ぐための考え方を中心に説明させて頂きたいと思います。
まず、長文読解に関して最も大切なことはズバリ、〝慣れ〟だと思います。
なにそれ、という感じかもしれませんが、長文読解を苦手だと感じているほとんどの方が英語の長文を読む、読もうとする回数が圧倒的に足りていないのです。
長文を読む機会をどんどん増やしていこう!
長文読解の参考書を色々と見てみると、「長文読解の読み方のコツ」のような解説が多く記されているものも多いです。
確かにこれはこれで大変すばらしい内容のものが多いですし、文法の基本的な内容を長文読解に必要な形にかみ砕いて教えてくれているものなので、時間のある時には是非御一読をお勧めしますが、私が考えるに何より大切なのは、「よく分からなくてもとりあえずドンドン長文を読んでみる!」ことだと思います。
題材としては、まずは基礎的な長文を読み進めるのが良いと思いますが、よほど特殊な英文以外であれば英語長文は読めば読むほど良いと思います。中高一貫校で配布されている本があればまずはそちらを読んでいきましょう。
一般的に良く知られているような長文読解の本であれば特に悪書というものはないと思いますので、どの本にすれば良いかなあ…?とあまり深く迷う必要なないと思います。
長文を完璧に読めることは入試本番でも恐らくありません
長文を読む機会を増やしているのになかなか読めるようにならないよ、という方の多くに共通して言えることは、「この長文が読めなかったのは、英単語や文法で分からないことが多かったから仕方がない。これらの学習が進めば、この長文も自然と読めるようになるだろう…。」というような考え方を持ってしまうことです。
この考え方というのは半分は間違っていると思います。
どういうことかというと、いくら英単語や文法の学習が進んだからと言っても、受験本番の英語長文で分からない単語や表現が一つもない、という状況はまず起こりえないと思うからです。
私自身も、そのような状況で本番の英語長文を読んだという記憶は高校受験でも大学受験でも一度もありません。
長文読解には〝先読みの技術〟が必要!
長文読解は「英単語や文法」という要素が半分、「文章の流れや先の展開を読みながら読み進める」という要素が半分だと思っています。
後者は若干受験テクニック的な要素の強いものですので、あまりこういった考え方を好まない英語の先生もいらっしゃるかもしれませんが、やはりまずは皆さんは受験英語で得点を取らなければいけないと思いますので、この部分も解説させて頂こうと思っています。
ここが英検対策やTOEIC対策と大きく異なるところかなと思います。
では、「文章の流れや先の展開を読みながら読み進める」というのはいったいどういうことなのか!?
これについては次回のコラムでご説明させて頂きたいと思います(^^;)
長文読解のお話の続きとリスニングの対策については次回をお楽しみにして頂ければと思います。
駄文にお付き合いいただきありがとうございました!ではまた次回のコラムでお会いしましょう(^^)/