中高一貫校の定期テスト対策~英語編②~
中高一貫校の英文法の学習方法とは
こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は前回からお話しさせて頂いている中高一貫校の英語の学習方法のうち、英文法のことについて述べていきたいと思います。
英文法は、何となく独学でやれそうな感じがする方もおられるかと思いますが、全体像を体系的に理解している人に師事し、解説をしてもらいながら学習していくのが最も理想的と考えます。独学だと今自分が学習している所を俯瞰的にとらえるのが意外と難しい分野です。
まずは参考書を何を用いるかという事についてですが、いきなりレベルが高く難しい英文法書とにらめっこしてもなかなか上手くいきません。これをやってしまうと効果があがらないどころか英文法がどんどん嫌になっていってしまうと思いますので避けた方が良いです。
中高一貫校の学校で使っている参考書は比較的難しいものであることも多く、自分の今の実力に見合っていないケースも散見されます。特に英文法に苦手意識のある方は中学校レベルが理解しきれていないことが圧倒的に多いです。
逆に言えば中学校で習う英文法の全てをきちんと理解したならば実はかなりの基礎力があるということが言えると思います。
ですので、学校で用いている参考書や問題集のレベルについていけないと感じる場合は、まずは大学受験用の参考書で基礎的なもの、講義形式の読みやすいもの(で、一般的に良く知られており良書と言われているもの)をチョイスして全体像をつかみ必要最低限の知識を習得することを優先した方が良いかと思います。
これらは大体の場合、中学範囲をきちんとおさらいした上で少し高校範囲を学習できる仕様になっているものが多く、英文法に苦手意識のある方にはピッタリだと思います。
文の構造を理解するのが第一歩
このように基礎的な部分の学習を進めていく中で特に意識して頂きたいのは、文の構造を理解することに努めるということです。S(主語)+V(動詞)+O(目的語)で成り立っている文なのか、それともS(主語)+V(動詞)+C(補語)なのか?SVCならばCの部分は名詞なのか形容詞なのか?などと考える意識を常に持ちながら各分野を学んでいって下さい。
これは、例えば文法の問題集を解くときに直接的に問われていなかったとしても、自分自身で意識して文構造を把握する癖をつけていくのが良いと思います。
私自身もこの「文構造を理解する」ということへの意識が足りずに英文法に苦手意識を持っていた時期があります。
この意識を持つと文法が一気に学びやすくなり、単品のように見える各分野が非常に良くまとまってくるのを実感できるのではないかと思います。
代表的な表現については、例文を覚えこんでいきましょう!
上記のような基礎的な参考書を終わらせたならば、次は大学受験用の文法書をこなしていくのことになりますが、問題集と紐づいている参考書を使い、参考書を一読→一生懸命問題を解く→間違った箇所を参考書を使って確認、という流れで進めていくと良いと思います。
さらに、英文法の学習に言えることとしては、代表的な表現に関しては例文ごと覚えてしまうというのがおススメです。
例えば自動詞と他動詞を、2つに分類して(もちろんどちらも取る動詞もありますが、ここでは説明の都合上そこは一旦無視してください)単品で覚えていくのは大変無味乾燥であり難しいことです。
We need to discuss the problem.という表現を覚えていれば、「discuss about the ploblem」という表現は違うのでは?と立ち止まることができます(ただし、disscuss+with人+aboutといった形ではaboutを使うことはできます)。
覚えこんでいる例文の数が少ないと、どうしても一見して違和感のある表現を解答として選んでしまう、といった確率が上がってしまうと思います。
今回は、中高一貫校の英語の学習方法のうち英文法のことについて述べていきました!次回は長文読解やリスニングの勉強法について述べていきたいと思います!
またお読みいただけると幸いです(^^♪