【3カ月前のエール】医学部大逆転合格に向かって~国公立編~⑤
英語の勉強法はこれだ!

こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今日は医学部大逆転合格に向けた勉強法のうち、国語と英語を見ていきたいと思います。
まずは英語です。共通テストの英語でなかなか点が取れないと嘆いている人も多いと思いますが、その原因の最たるものは文章を読むスピードにあります。「時間がもう少しあれば点数が取れていたのに…。」「大問1つ分手つかずでした…。」などの声は本当に良く聞きますが、制限時間は待ってくれません。
普段から、8割方の理解で良いのでスピーディーに長文の内容把握をするという練習をしておかなくてはなりません。この力を養うには、文章を丁寧に読んで全訳の練習をするといった勉強法をいくら繰り返してもほとんど意味はありません。
必ず自分で制限時間を決めて(問題集等で設定されているよりも少し厳しめに)、必ずその制限時間の中で文章の大意を取るという意識で臨まなくてはなりません。この意識を持ったうえで、英語は長文の数をひたすらこなしていきましょう。決まった問題集を徹底的に完成させるという数学や理科系の科目とは全く違った方向の勉強法になりますので注意してください。
標準的なレベルのものを中心にとにかく読もう!

題材としては、共通テスト・センター試験の過去問や予想問題集など本番に近い形式のものを中心に練習していくと良いかなと思います。もっと他に読みたい、2次試験の練習も兼ねたいという事であれば、「入門英語長文精講(旺文社)」や、やっておきたい英語長文シリーズ(河合塾SERIES)、「毎年出る頻出英語長文(日栄社)」などを読んでいきましょう。
読むときのコツは細かい部分の和訳にはあまりこだわりすぎず、大体の意味を取って内容を理解することと、常に先の展開を予想しながら読むという事です。このテクニックに関しては別のコラムで触れていますのでそちらをご参照頂けると幸いですが、長文が苦手な人はこの「先読み」の技術が全く使えていない人が多いです。
標準的なものをとにかく読むという点では古文や漢文の読解問題演習でも同じことが言えると思います。共通テスト・センター試験の過去問や予想問題集はもちろん、Z会の漢文道場や古文上達シリーズなどでどんどん読んでいきましょう。
古文・漢文は文法の基礎知識もとても大切です

古文・漢文は上に述べたように実践的な読解演習をどんどん積んでいくのも大切ですが、文法・句法の理解も不可欠です。
漢文では「漢文ヤマのヤマ パーフェクト版 共通テスト完全対応 (GAKKEN)」がとても優れていますので、こちらを1冊丸々覚えてしまいましょう。句法の暗記がとても重要です。古文では「富井の古典文法をはじめからていねいに (東進ブックス)や、問題集として「ステップアップノート 30 古典文法基礎ドリル (河合塾SERIES)」を用いると良いと思います。
古典は長文と文法が密に絡んだ形で出題されますので、必ずノリだけで読むのではなく、基礎的な文法知識を身に付けた上で演習を繰り返していきましょう。
現代文に関しては、なかなかこれと言って短期間で確実に点数が上がる方法があるわけではないので難しい所ですが、この時期にやるのであれば「選択肢の切り方」を意識して過去問演習をするとよいと思います。このテクニックについては一言で語るのはとても難しいので、周りの先生などに質問してみて下さい。
ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/