福岡大学医学部の入試傾向と対策【物理編】

福岡大学医学部の物理の出題傾向と難易度

皆さんこんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は福岡大学医学部の入試傾向と対策・物理編ということでお話をしていきたいと思います。
出題傾向としては例年、力学と電磁気から1題ずつ出題され、残りの1題は波動か熱力学のいずれかから選ばれ出題されています。選択式と記述式が組み合わさった形式となっており、大問3は記述問題が中心で、計算や公式の知識を基にした解答作りが求められます。
難易度としては基本~標準レベルと思いますので、教科書レベルの知識・問題演習をきっちりこなしていけば解答できると思いますし、勉強時間に余裕のある浪人生には是非満点を目指して取り組んで頂ければと思います。
また、試験時間としては理科2科目で計120分という設定がされています。ですので、物理に使える時間はおよそ60分と考えられます。スピード感的にはそこまで時間が足りないという感じではないと思いますが、ミスを可能な限り減らし、定められた時間内で正確に解答することが大切です。
福岡大学医学部の物理の対策方法

上述のように、基礎~標準的な問題を正確に解く能力が求められますので、それに沿った日々の学習・対策を行っていく必要があると考えます。
まず、物理全般に全く自信がないという人は、「宇宙一分かりやすい高校物理(GAKKEN)」や、「橋本の物理をはじめからていねいに(東進ブックス)」などの参考書を一読することをおススメします。
ある程度概念を掴み公式も覚えたところで、「物理のエッセンス(河合出版)」を繰り返し演習し、基本的な問題の解法を叩きこむのがおススメです。
これが出来るようになってから「物理の良問問題集(旺文社)」や、「良問の風(河合出版)」などでトレーニングし、過去問に入っていくといった流れで良いと思います。
難問を解く必要はありませんので、いたずらに難しい問題集を使う必要はありません。上記のような基礎~標準レベルの問題集を、解法がすぐ浮かび、答えを出すところまできっちりと出来るようにすれば十分だと思います。
物理にどれくらい時間をかけられるか、が勝負の分かれ目?

勉強時間を十分量確保するのが難しい現役生に特にいえることですが、物理や化学にどれくらいしっかりと勉強時間を割けるかが勝負の分かれ目になってきます。現役生は数学と英語はなんとか頑張って合格ラインのレベルに達することも多いのですが、理科が間に合わずに涙を飲むケースが多々あります。
ですので早めに英・数の完成に目途をつけ、少しでも理科の対策に時間をかけられるようにしていかなくてはなりません。特に物理は電磁気以降辺りが特に難解になってきますので、時間的余裕を持って取り組めるようにしていくのが良いと思います。
勉強時間に比較的余裕のある浪人生にとっては、理科で現役生を引き離すのがセオリーだと思います。問題集の種類を多くやるという事ではなく、選択した問題集を何度も練習する時間を取り、可能なら満点を目指すつもりでトレーニングしていきましょう!
ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/