MENU
現役医師が塾長の個別指導塾 Dr.TAKAゼミ(六本松)

塾長コラム

福岡大学医学部の入試傾向と対策【数学編】

福岡大学医学部の入試傾向と対策【数学編】

数学の難易度は標準的で実力がはっきり出るタイプの試験。

こんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は、福岡大学医学部の入試傾向と対策・数学編という事でお話をしていきたいと思います。

福岡大学医学部の数学の難易度は標準的(~やや易)程度と考えておいてよいかと思います。難問奇問の類が出題されることは少ないですが、計算が大変な問題もあり実力がはっきり出る内容と思います。

構成としては、大問①と②で空欄補充形式で全範囲から出題されます。典型問題が中心です。大問3ではほぼ毎年微分積分の記述式問題が出されます。ですので大問3では解答に至るまでのプロセスを論理的に説明できる能力が求められます。

ベーシックな学習を中心に学習を進めてきた学生、特に現役生にとっても取り組みやすいラインナップになっているかと思います。では福岡大学医学部の数学で高得点を取るには具体的にどのような対策をしていけば良いのでしょうか?

典型問題をスムーズに解けるように意識したトレーニングを

基本的には、難しい問題にどれだけかじりつけるかという能力ではなく、標準レベルの問題をどれだけきちんと解けるかという事が大切だと思います。

ですので、問題集で言えば教科書傍用問題集をまずは完璧にし、黄チャートや標準問題精講などに取り組み、高3の後半で過去問にトライしていく、という流れができれば良いかと思います。

赤チャートや大学への数学などの難しい問題集は不要かと考えます。それよりも標準的な問題でどれだけすぐに手が動くか、という事を突き詰めていくことをおススメします。

また、内容的には標準レベルでも計算力を必要とされる出題が多々見られますので、「時間をかければ解ける」「計算ミスをしなければ解ける」といった所からは脱却し、スピードや正確性を身に付けることを意識して日々のトレーニングに取り組んでいきましょう。

また、前述のように大問3では解答に至るまでのプロセスを論理的に説明できる能力が求められるため、数Ⅲの微積に関しては特に、答えを出すだけでなく途中経過をきちんと説明しながら回答を仕上げていく練習を行いましょう!

「答えを見ながら学習」をしている人はすぐにやめて下さい⚠

少し数学の勉強に際する一般的なお話になってしまいますが、数学の成績が上がらない人の特徴として最も多いのが答えを横に置いて、少し分からなくなったらすぐに答えを確認するというものがあります。

これをやってしまっている人は意外に多いので、注意しましょう。解き方が分からなければいつか答えを見て学ぶということには変わりはないのですが、すぐ答えを見れる環境にしてしまうと、考えることを非常に短時間で切り上げてしまい、答えを見た時にも「思考プロセスのどこが間違っていたのか」という事が分かりません。

分からない問題でも、自分がこれまでに学んだ知識をフル動員して、短くても5分程度は何も見ずにしっかり自分の頭で考えた上で答えを確認するようにしましょう。

また、数学の成績を上げるコツは、「ずっと教科書とにらめっこをしない」ということも挙げられます。これは最初の概要を掴むインプットの作業の時に言えることですが、ここに時間をかけすぎてしまうと問題演習(アウトプット)+復習(フィードバック)の時間が削られてしまう事になります。

特に現役生は勉強時間が非常に限られており、数学以外にもやるべきことが山のようにあります。インプットの時間は極力減らさなくてはなりません。教科書を通読しても良く分からない所は塾の先生に聞いたり、自学の方は「やさしい数学」シリーズなどの名著を利用して、理解をスムーズにできるよう工夫していきましょう。

ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/



塾の見学やご相談などお気軽にどうぞ!

電話不通の場合は080-3946-0150