MENU
現役医師が塾長の個別指導塾 Dr.TAKAゼミ(六本松)

塾長コラム

福岡大学医学部の入試傾向と対策【概要編】

福岡大学医学部の入試傾向と対策【概要編】

福岡大学医学部医学科の難易度は!?

皆さんこんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/今回は福岡大学医学部の入試傾向と対策・概要編という事でお話ししていければと思います。

福岡大学は福岡市内に位置する大学で、福岡市内からストレスなく通う事のできる大学としては九州大学と福岡大学の2つという事になると思います(産業医科や久留米大・佐賀大なども通えない訳ではないと思いますが(^^;))。

九州大学医学部は言わずと知れた超超難関であることもあり、福岡市内から通える福岡大学医学部の人気は非常に高まっており、「福大の医学部に行きたい」という方は当塾でも、私の周りの医師の御家庭の御子息様にも非常に多いですので、これからも人気は下がることはないのではと予想しています。

レベルとしては、地方国公立大学の医学部にも合格の可能性がある学力でないと合格最低点を確実にクリアするのは難しいのではないかと思います。一般選抜受験であれば共通テストは不要ですので国語・社会を基本的には時間をかけて学習する必要がありませんので、そういった意味では国公立よりは与しやすいとは思いますが、数・英・理に関しては地方国公立合格者と遜色ない実力が必要と考えておいた方が良いと思います。

一般選抜と共通テスト利用受験について

総合型選抜に関しては以前のコラムでも触れましたので、今回は一般選抜と共通テスト利用の受験について述べて行きたいと思います。

一般選抜は学科試験が英(100点)・数(100点)・理科2科目(計200点)となっています。配分としてはスタンダードであり、各科目バランス良く対策していく必要があります。具体的な対策方法としては今後のコラムで考えていきたいと思います。

また、共通テスト受験は2024年度までは5名の募集でしたが、2025年度からは10名と倍増しています。

共通テストでは国語※現代文のみ(100)・数学(200)・英語(200)・理科2科目(計200)の700点満点で、二次試験が面接と調査書のみかつ、共通テスト試験と二次試験の配点比率は700:50ですので、共通テスト試験の結果が非常に大きなウエイトを占めることになります。

ボーダーとしては2025年度で89%程度のようですので、何ならほとんどの国公立大学医学部のボーダーより高いですね(^^;)

「古典と社会が壊滅して全体としては80%程度だったが、これらを除けば9割近くあった(・ω・)ノ」というような受験生の方は受験を考えてみても良いかもしれませんね(^^♪

英・数・理はかなり気合を入れて学習を!

福岡大学を含め、今の私立大学医学部は受験に必要な科目(ほとんどの場合英・数・理)は国公立に遜色ない実力がないと合格は難しいと考えておいた方が良いと思います。大学によってはそれ以上の学力が必要な所も多くなってきています。

私(現在39歳)が受験生だったころは私立医学部はこれほどには難易度が高くなかったように思いますし、今の受験生の親御さんの世代(50歳前後?)が受験生だった頃と比較するとその難しさのイメージはまるで異なると思います。

少し話は脱線してしまいますが、なぜ私立医学部の難易度がどんどん上がって行っているのでしょうか?正確な理由は分かりませんが、学費と医学部入学を天秤にかけた時に医学部入学の方に価値があると考えるご家庭が増えてきているのではないかと思います。

特に福岡大学の場合、福岡在住の方で実家から通いやすい環境にあるのであれば一人暮らしをするときにかかるお金がかからないというメリットがあります。

仮に国公立大学であっても(特に都会で)一人暮らしをするとなるとなんだかんだ6年間でかかるお金はかなりのものになると思います。概算ですが、色々なものが値上がりしている昨今、家賃や食費を考えると月15万程度はみておいた方がいい気がします。

となると6年間で1,000万以上かかるという事になり、学費と合わせて1,500万近くになります。それでも一般的な私大医学部の学費とは2,000万円近くの差はあるものの、1浪→国公立医学部と現役→私立医学部を比較した場合、当然現役の方が医師として働く年数は1年多いという事になりますし、その1年というのは医師として働く最後の1年の年収の差という事になります。

という事は国公立にこだわってもう1年頑張るより、早く合格できるのであれば私立でも構わないという御家庭が多くなってきているのも納得できます。

まとめると、ライバルが多くなってきているという事は難易度も上がるという事ですので、「私立ならそこまで頑張らなくても合格できる」というのは幻想、もしくは30~40年前の話です。英・数・理の対策はかなり気合を入れて頑張らなくてはいけません。次回から具体的な対策を考えていきましょう(^^)/

ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/

塾の見学やご相談などお気軽にどうぞ!

電話不通の場合は080-3946-0150