【注目】福岡市の高校生の医学部受験の現実~現役合格のための秘策とは~⑤

夏休み以降に一気に伸びる!

皆さんこんにちは!Dr.TAKAゼミ塾長の上山です(^^)/これまで夏休みまでの医学部現役合格のためのプランに関してお話ししてきました。夏休み以降、怒涛の勢いで本番まで流れ込まなくてはいけません。
私見ですが、夏休み明けの時点で駿台ベネッセマーク模試でD判定が出る大学があれば、国公立大学医学部合格は可能性が十分あると考えます。もちろんそれ以降に破竹の勢いでのびていく前提ですが、現役生はこの時期に一気に偏差値が伸びることは多々あることですので、一分一秒でも勉強時間を多く確保し、受験に全集中で頑張りましょう。
さて、今回も一旦「負けパターン」の確認をしていきましょう。
①高3で数学が間に合わなくなってきていることに気づく→②英語も共通テスト模試で予想外に点数が取れないことに気づく→③高3の夏休みに英語と数学に追われる→④化学と物理(生物)、古典に時間が割けない→⑤結局共通テストが平凡な点数しか取れない
このような感じでしたね!この負けパターンに陥らないために、数学と英語、化学の化学基礎と理論化学、物理は物理基礎・力学・波動、生物なら生物基礎と代謝・遺伝あたりまでは夏休みまでに共テ過去問で8割5分は取れるようにしておきたいところです。
夏休み以降もやることは満載

夏休み以降も、国公立医学部限定であれば特に、共通テストの対策を最優先するのが良いと思います。
具体的には古典・社会・情報・化学の有機無機・物理(or生物)の教科書レベルを一刻も早く完成させて、共通テストの過去問や模試、各予備校が発売している予想問題集をとにかく解きまくり、間違えた問題を完璧に復習しておきましょう。また、数Ⅲに関しても標準的な問題は解けるようにしていかなくてはいけません。
この時期は本当に苦しいと思います。私も経験があるので分かりますが、上記に挙げた科目は暗記が中心になりますが、高校受験とは違って覚えることは山のようにありますし、なかなか点数に反映されないと焦りも出てきます。
しかし、合格を信じ着実に学習を積み重ねていきましょう。余裕しゃくしゃくで現役で医学部に合格できる人など世の中にほとんどいません。皆不安や焦りと闘って勉強しています。これを超えられた人のみが合格通知を手に出来るのです。
受験校選びは慎重に!欲張らないことも大切。

これまであまり二次対策について触れてきませんでしたが、とても良いペースで学習を進められたとしても、共通テストで医学部合格ボーダーの学力をつける(+数Ⅲの標準問題レベルまでの完成)ことすら、現役生にとってはとてもとても大変なことです。しかしこれを達成しないことには合格は非常に厳しくなってきます。
11月下旬ころに開催される河合塾さんの全統プレで国公立大学医学部でC判定が出る所があれば、合格がかなり現実的になってきたと言えると思います。
もちろん二次試験対策(+面接等の対策)もやって行かなくてはならないのですが、注意点としては共通テスト対策がままならないままに二次試験の対策にばかり力を入れないという事です。共通テストで失敗してしまうと合格はかなり厳しいです。
場合によっては共通テストまでは(数Ⅲの勉強以外は)ほぼ共テ対策に時間を割かなくてはボーダーが確保できない方もいると思いますし、そのような状況であればやはり共テ対策を優先するべきだと思います。
そんなことをしていて二次対策は大丈夫なのか?心配になる人も多いと思いますが、これはある意味致し方ないと私は考えています。ある程度志望校の当たりをつけておいて、共テが終わった時点で自己採点の結果を元に、候補の大学から絞っていくことになると思います。
二次試験の受験校選びとしては、「共通テストの対策がそのまま二次試験の対策になる」ような大学を中心に考えるのが良いと思います。つまり、問題のレベルが比較的平易で、高得点を取ることが求められる大学です。
偏差値や大学のイメージだけで決めたりするのではなく全国の医学部を候補としてテーブルに乗せ、過去問を実際に解いてみて(合格者における現役生の割合なども参考にしつつ)、最も与しやすい所を受験校にするべきかと思います。
ここまでお読み頂いてありがとうございました!また次回のコラムでお会いしましょう(^^)/